腰痛その原因と解消法は!?急増する急性腰痛
<ぎっくり腰・椎間板ヘルニア・坐骨神経痛について>

2022年1月14日

どうも、ふちゅう接骨院の高橋です。

今回は現代において増え続けている腰痛について話していきます。

腰痛は日本人の8割以上が経験していると言われておりその大半が慢性的な腰痛になっているとも言われております。

なぜ人間は腰痛になるのか?

まず、腰痛が起こる”腰椎”と”骨盤”について説明します。

背骨は一つ一つの”椎骨”が24個構成されています。

背骨

またそれぞれの椎骨の横から神経が出ています。

腰椎神経

腰というのは、背骨の一部である腰椎から構成されていて下部には骨盤、上部には背中にある胸椎、首にある頚椎そして頭部というように背骨の中でも中心に存在します。

この形状から見ると、骨盤がこの背骨の土台のようなものであり腰椎は背骨という柱と土台を繋ぐ部分であるという様に見えます。

成人男性の平均体重は68キロ〜72キロぐらいと言われています。

その重さのある身体が、前に傾いたり横に傾いたりすると、繋ぎの部分である腰椎には大きな負担がかかり腰痛の大きな原因の一つとなります。

椎間板の役割と腰痛発生機序について

椎間板

その背骨の間には”椎間板”というクッションの役割をしている軟部組織が存在します。

このクッションが腰にかかる負担を軽減させてくれているのですが、20歳をピークにこの椎間板の弾性力が落ち始めていきます。

さらに加齢とともに起こるのが細胞内水分量が減少しクッションとしての機能が落ちていき、弾性力が減少した椎間板はつぶれるように変形し、背骨の一つ一つの骨どうしの距離が短くなります。

すると、腰椎の横から出ている神経が挟まれてしまい、そこで初めて腰痛が起こります。

神経は炎症を起こし痛み、痺れ、重さ、違和感などの様々な症状を出します。

椎間板ヘルニアについて

場合によって、この椎間板が飛び出てしまうことによって起こるのが”椎間板ヘルニア”になります。

椎間板ヘルニアは飛び出した椎間板が、神経に触れることで痛み、下半身への痺れなどを強く引き起こします。

疼痛性側弯などの痛みを避けるために横に歪むような姿勢になったり、下腿外側への痺れなどが主な所見として挙げられます。

当院ではまず徒手検査などで詳しくヘルニアの可能性があるかどうかを検査し施術にあたっています。

坐骨神経痛について

腰椎神経

また似たような症状があるのは”坐骨神経痛”です。

上記の画像のように腰椎と仙骨の神経は腰から骨盤を通り足先まで広がっていきます。

この通りの中で、腰椎で神経が挟まれてしまう状態と、骨盤(お尻)で仙腸関節あるいは梨状筋により神経を挟まれて痛みが出ます。

主に、腰かお尻のどちらかが原因で起きているというふうに思っていただければ良いかと思います。

症状は大小あり、かなり強い症状を訴える方ももちろんいますし、軽度に違和感が出る方、痺れが足に出ている方など様々ですが、私の経験上ですと強い症状を訴える方のほとんどがしっかりとした治療をせずに腰痛が慢性化していたり、痛みが出てくる直近で違和感あるいは軽い痛みなどを感じています。

ぎっくり腰について

インナーマッスル腸腰筋

ぎっくり腰とはどの様なイメージをお持ちでしょうか?

  • 動けないぐらいの腰痛
  • 腰が伸ばせない
  • 立ち上がれない
  • じっとしていると痛い
  • 横になっていても辛い

とにかく強い痛みが続いてしまっている様な状態かと思います。

よく「ギクっ」とするなんて言いますが、急に出てくる腰痛なので当人としては

あっ!痛めた!と痛めたことに自覚を持つような方が多いです。

発生原因としては、インナーマッスルである”腸腰筋”が大きく関係しています。

この腸腰筋は、腰椎から始まり骨盤を通って股関節の近くである大腿骨の小転子に着きます。

この筋肉は姿勢を保持するなどの重要な役割をしていますが、

  • 姿勢が悪い状態で椅子に座ったり
  • 重いもの持った
  • 無理な体勢を続けていた
  • 運動不足
  • 長い時間座っている
  • 前に屈むなどを繰り返す
  • 中腰が多い

などをきっかけに発症します。

負担のかかった腸腰筋が緊張することにより、腰椎が潰されるような圧がかかります。

ここで神経が挟まれて痛みが発生します。

上記に記載した椎間板のところでの神経が挟まれて起こるものとだいぶ似ています。

この様にしてぎっくり腰は発症します。

その他

広背筋や中臀筋などの身体の大きな筋肉が緊張をすることによって引き起こす腰痛もあります。

重いものを持ったり、長い間車を運転するなど原因は様々ですが、痛める直前に何をしていたのかを、詳しく覚えておいて専門的な医療機関に伝えることで早期改善が見込めます。

痛めたらどうすれば良いのか?

専門知識のある医療機関をおすすめします。

特に、神経症状が引き起こしている腰痛が多いためその神経の炎症症状を改善できる治療機関が近くにあればそちらを受診しましょう。

また、通勤経路など通院することが日常生活の習慣に予定として加えられるような場所も良いかと思います。

当院ではハイボルト療法をおすすめしています。

ハイボルト療法〜施術紹介〜
皆さんこんにちは! 府中駅徒歩1分けやき並木通り沿いにあるふちゅう接骨院の高橋です! 当院は「まだ間に合う、美と健康」をテーマにしています。 悪くなってしまった…
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自分でできること

まず第一に安静にすることで腰椎への負担と、神経の炎症を強くしないことが優先です。

仰向けを避け、横向きで寝ます。左右どちらかに寝ることでも痛みが和らいだりするのでどちらが楽なのか確かめましょう。

また冷やすことで炎症を沈める効果もあるため、氷水や冷湿布などを貼って安静にしましょう。

腰痛に大きく関係する腸腰筋のストレッチ動画がありますので、参考にやってみてください。

最後に・・・

慢性症状のほとんどが、生活習慣で起こります。

また食生活において腰痛も大きく関係してきます。

どの様な要因で引き起こしているのか、根本的に治されたい方は是非一度ご相談ください。

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